ノーマルマップって何?(初心者向けMMD講座) 

元記事:https://archive.md/ppV7g

作成者:砂P様

ニコニコユーザーページ:https://www.nicovideo.jp/user/31526615

作成日:2017-03-25 18:16


今回はノーマルマップについて私のわかる範囲で書いてみたいと思います。

ノーマルマップってなに?な初心者さん向けになります。

間違いや補足はコメント欄又はツイッターまでよろしくお願いしますーm(__)m

DMはどなたからでも受け取れる設定です。


ノーマルマップとは?

左がノーマルマップ無し。右があり。一目瞭然ですね凹凸が表現されています。

ノーマルマップとはとても簡単に言うと、絵で書いた平面のものの凹凸表現がMMD上で出来るものという事です。

モデル:ku-ya様 大倶利伽羅


モデルさんのテクスチャをここで公開するのは憚られますので、私の制作したもので説明していきたいと思います。

上のソファのポリゴンを見てみましょう

背もたれとアーム部分の模様のある所はつるんとして凹凸はないですね。

このテクスチャを上のソファのUVとして展開すると

下画像の様になります。

人型のモデルさんの衣装の多くはこの様になっています。UV展開はモデラーさんがやってくれてるので自分でする必要はないです。

ノーマルマップが入ってない状態だとのっぺりしてますね。

そして下画像がノーマルマップと呼ばれる画像です。これをPMXEditorでモデルの材質に指定することで凹凸表現が出来るのです。


ではノーマルマップの作り方から見て行きましょう◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

ノーマルマップを作るには画像編集ソフトが必要です。

無料のソフトの「GIMP」が手に入りやすいですね。

GIMPを検索してダウンロードしたらノーマルマッププラグインも入れておきます。

どちらも検索すればヒットすると思うので導入は各自頑張りましょう(•̀ᴗ•́)و ̑̑ぐっ


GIMPとプラグインの準備が出来たら

GIMPを起動させてノーマルマップを作りたい画像を開きます。

上手く導入出来ていれば下図の手順でノーマルマップが選択できるはずです。

ノーマルマップを選択したら下の様な画面がでます。

ここでは凹凸の高さを数値指定して、invert(反転)にチェックを入れます。

出来たものがこちら。凹ですね。


次にPMXEditorでモデルの材質にノーマルマップを入れましょう。◆◆◆◆


本来スフィアを入れるところにこのノーマルマップ画像の名前を入れてその隣は「サブTex」

を選択するだけです。 モデルを別名保存します。

注意事項

nilさんのNCHLシェーダーやぐるみぃさんのN2+CShaderはモデルのスフィアを全て解除して使うシェーダーです。

モデルのスフィアはここで全て外しておきましょう。

ただし、ぐるみぃさんのN3+CShaderはスフィア解除の必要がないものです。しかし

スフィアとノーマルマップはどちらかしか指定できないのでノーマルマップを使いたい材質はスフィアは外す事になります。

テカッとさせたい場合は各シェーダーともシェーダー側で出来るのでご心配なく。


ぐるみぃさんのN2+CShaderを使って確認してみましょう。◆◆◆◆◆◆


ぐるみぃさんのN2+CShaderを使う手順を確認します。

  1.モデルからスフィアを全て外し、必要ならノーマルマップを材質に指定する。

  2.MMDにN2+CShader同梱の基礎エフェクトを入れ、数値を登録する。

  3.モデルを読み込む(1.でスフィアを外したもの)

  4.N2+CShader同梱の「●コントローラーとシェーダー」からモデルにfxファイルを

   割り当てる。

   モデルをサブセット展開し、「全体」「肌」「髪」「服」「金属」等モデルに合わせて

   材質毎にfxファイルを割り当てコントローラーも読み込んで細かい調整をする。


  ざっとこんな流れになります。

  モデルからスフィアを外すところまでやりましたので「2.基礎エフェクトを入れる」ところか

  らやりましょう。


1.モデルからスフィアを解除(上でやりました)


2.基礎エフェクトを入れていきましょう。

  基礎エフェクトは以下の6つです。

    ExcellentShadow.x

    HgSAO.x

    AmbientController.x

    BackLightController.x

    SoftLightA.x

    SoftLightB.x

 

       ExcellentShadowとHgSAOはノーマル版でいいと思います。

       それぞれの設定数値はぐるみぃさんのリドミで確認して入力してください。

       ここまで出来たらモデルを読み込む前にこのpmmファイルを「下地」として

       登録しておくと次回から同じ作業の必要がなくなります。


  注意点:ぐるみぃさんのリドミの基礎エフェクトの設定値の下に書いてあるのですが、

      MMDのメニューバーから

           ・表示→モデル編集時カメラ・照明追従 にチェックを入れる

           ・表示→地面影表示 のチェックを外す

      この2つを行ってください。さらに必要であれば 

      表示→アンチエイリアス のチェックを外して使った方がいい場合があります。

      モデルにポリゴンのひび割れみたいなものが見えたらチェック外したほうがいい

      いいですね。この説明もぐるみぃさんのリドミに詳しく書いてあるので読んでく

      ださいね。アンチエイリアスを外したら代わりになるエフェクトを入れます。

      私は針金Pさんの「MLAA」をお借りしています。



3.MMDにモデルを読み込みます。今回はソファですが。

こんな感じでノーマルマップ入ってるので青いです。

  モデルを読み込んだら 表示→エッジ太さ を0にして下さい。

4.下画像の様にシェーダーを割り当てます。

そうすると下画像の様になります。(。◕ ∀ ◕。)できたv

カメラ操作に切り替えるか、モデル操作画面の時は「選択」を解除してあげないと青いままなので気をつけてください。

上画像の状態でも充分ですが、親切なことにコントローラーまで付いているのです。

コントローラを読み込んで凹凸の深さを変えることも出来るのです。その他金属の様な質感にしたり、リムライト入れたり色々出来るので試して見てください。


モデルさんにN2+CShaderでノーマルマップを使用するとこんな感じ。


防具のところの立体感がとても綺麗です。

モデル:ku-ya様

こちらは衣装の部分を見てください。絵で描いてあるテクスチャの凹凸が綺麗に出ています。縫い目まで表現されています。

モデル:生郎式ダンテ  

ステージ:〆鯖様



以上です~(^^♪

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