外部親登録設定と「global」「local」「View」操作のお話少し

元記事:https://archive.md/HuWYU

作成者:16様

ニコニコユーザーページ:https://www.nicovideo.jp/user/3777799

作成日:2014-07-12 13:47


ar532915←こちらの企画用に、samさんが真選組仕様の携帯を作ってくださいましたので、その外部親登録設定方法についての説明記事です。

(企画参加者様に向けて、先行配布していたアクセサリです。現在はim4324460にて一般配布されていますので、記事内容も多少変えました。14.12.5)



※当記事についてのご質問は、samさんへはなさらないようお願いします。

ご質問等ありましたら当記事のコメントか、@16mmdまでお願いします。



MMDver9.0以上の機能となりますので、最新のMMDをお使いの方向けです。

企画用ですが、外部親登録についてはどのモデルさんに対しても同様に行っていただけると思います。

今回は、携帯電話をモデルさんの右ダミーボーンに外部親登録をします。


外部親機能って馴染みが無いと「?」ってなるかもですが、ざっくり言うと、頭に眼鏡やマフラーを固定するとか、今回のようにモデルさんに何か持たせたい時に便利です。

その他、車や自転車にモデルさんを乗せたい場合とか、肩車したい時とか、用途はかなり幅広いと思います。

ver9.0以前にも、モデルさんに眼鏡をかけたい場合など、眼鏡が.xファイルであれば可能だったのですが、外部親機能により、眼鏡がpmd/pmxの場合でも同様のことが出来るようになりました。

なぜpmd/pmxのままがいいのか、というのは、物理演算やモーフがそのまま使えるからです。


では、実際に登録してみます。


準備:左/右ダミーボーンが入っていないモデルさんの場合、準標準ボーン追加プラグインで予め追加しておいてください。

やり方については、手前味噌ですみませんがこちらのブログをご参照ください。→ar409809

右手首ボーン等に対しても登録はできるので、無理に導入しなくても問題はありません。


登録方法:

①携帯を持たせたいモデルさんを読み込みます

②携帯を読み込みます。

③モデル操作パネルが携帯になっている状態で、「外」ボタンを押します


④外部親設定の画面が出てきます。


⑤対象ボーンが「全ての親」となっている状態で、外部親モデルに「①のモデル」、外部親ボーンに「登録したいボーン」を選びます。(今回は土方さんの右ダミーボーンに携帯を持たせたいので、画像の通りにします)









⑥他の数値等は弄らずに、そのまま「外親登録」ボタンを押します。今回は「フレーム登録」ボタンは押さなくておkです。









⑦そのまま右上の「×」で外部親設定ボタンを押して設定画面を閉じれば、モデルさんの右ダミーに携帯があるはずですヽ(*´∀`)ノ

あとは携帯の「全ての親」ボーンもしくは、モデルさんの「右ダミー」ボーンを移動・回転させて、位置調整すればおkです!


下でご紹介させていただくポーズデータの、携帯のを読み込むと、右ダミーに対してもキーが打たれているので、微調整は必要ですがポーズ付けが比較的楽だと思いますオススメです…!

上記の画像でも、ポーズデータお借りしました。


補足ですが、外部親でモデルさんに何か持たせる場合や、モデルさんを何かに乗せる場合、親として登録するモデルが計算順において上にくるようにしておくと、動きがずれることがありません。














↑親である土方モデルが携帯モデルより上に来ているので、これならずれることがありません。

もし逆になっていたりした場合、右側にある「上」「下」ボタンで順番を変えることが出来ます。

「動きがずれるとは?」というのは、例えば眼鏡を外部親登録して、逆にするとよくわかると思います…。


★軸のお話

余談ではありますが、こういったアクセサリを持たせる場合、位置調整というのは、ちょっと面倒だったりすると思います。

楽になるかはわかりませんが、「global」操作・「local」操作・「View」操作で動かした時にどうなるのか、ということをわかっているとちょっと違うかな?と思ったのでお話してみます。


私自身は「global」操作でざっくり動かし(まず上から見てXZ軸を調整し、横から見てY軸を調整してます)、「View」操作で微調整することが多いです。アクセにもよりますが。

ちなみに「global」操作・「local」操作は右下のアイコン上、「View」操作はボーン操作パネルの「回転」「移動」ボタンを押して操作します。


モデルが初期位置だと座標が一致していることも多く、違いがわかりにくいと思いますので、ちょっと傾けた状態の画像を用意しました。

これを、それぞれの操作でX軸を移動させる比較をしてみます。


「global」操作…MMDでの座標軸と同じ向きに動きます。


座標基準で見ると、ボーン位置はXだけが変わっていて、実際にMMD上で見ると、携帯はまっすぐX軸方向に移動しています。



「local」操作…オブジェクト(この場合モデルの右ボーン)自身が持っている「local」軸基準で動くので、傾き具合やその位置によって動き方が異なります。


画像を見ると、単純にX軸方向に動くのではなく、ボーン位置としてはY軸もZ軸も動いてるのがわかると思います。

座標軸基準で見ると斜めに動いていますが、モデル(携帯)基準で見ると真横に動いているのがわかると思います。


「View」操作…自分が見ている視点基準で動きます。


カメラの向きに左右されるので、まっすぐ座標に沿って動かしたつもりでも、カメラが斜めからになっていた場合、違う角度で見るとまっすぐではなかったりします。

(この場合、あえてカメラを斜めにしたので、Z軸に対しても移動しています)

細かい調整する時には便利だと思います。


回転も同様です。

使い分けると動かしやすくなる…かも?

色々試して、自分にあったやり方を見つけてくださいねヾ(*´∀`*)ノ



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