第二回東北MMD勉強会の補足3 光と影と陰

元記事:https://archive.md/s6x1P

作成者:下っ腹P様

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作成日:2014-03-12 23:42


前回は、間接光の影のSSAOの補足をしました。

https://mmdblomagasaru.blogspot.com/2025/02/mmd_15.html


今回は、影の重要性の補足をします。


勉強会では、影の重要性として、

・物の位置

・存在感(説得力)

と説明しましたが、あと一つ忘れていました。ワークショップでは少し話しましたが、

・立体感

です。


まず、物の位置について説明します。

影が無いと、この球が浮いているのか、地面に接地しているのか分かりません。

しかし、影を付けることによって、物の位置がはっきりします。

動画とかで、カメラが動いていれば、影が無くても脳が補間して、

ある程度場所が分かりますが、

静止画では、物の位置を表すのに影は非常に重要になると思います。


存在感については、上記の物の位置と内容が被りますが、

影があることで、そのオブジェクトがその場に在るという存在感を出すことができます。


といっても、影を付けることは絶対ではありません。

アニメ顔のキャラに影をつけると、不気味に見えたりしますので、

そこら辺は、どちらかが重要なのか考えて、影の有り無しを決めてください。


もう一つ、立体感についてですが、ワークショップで少し話しましたが、

影をつけることで立体感が生まれます。


影が全くないと、パースが付いた絵でも、平面に見えます。

しかし、影や陰影がつくと、立体感が生まれます。

凄く当たり前のことですが、重要なことだと思います。

セル調などで、あえて立体感を消したい場合は、影や陰影を減らす、消すことで、

立体感を減らして、絵っぽくすることが出来ます。


私は、影が強く、立体感が強い絵が好きなので、

結構、影をしっかり出るように調整しますが、逆な絵が好きな人も居るかと思います。

ただ、影を減らしたり、消したり、嘘を付くと、

とても不自然になる場合があります。(現実では影があるのが普通だから)

アニメーションやモデリングにも言えますが、

不自然になって分からなくなったら、現実を模してみてください。

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