MMDのマスク素材の作り方とAEのマスク素材の使い方

元記事:https://archive.md/zrsXq

作成者:下っ腹P様

ニコニコユーザーページ:https://www.nicovideo.jp/user/1520994

作成日:2014-05-12 23:27


以前、こちらでも使った素材を使って、

私がやっているマスク素材の作り方と使い方を説明します。

※手法の一つという感じでお願いします。


MMDの素材分けとコンポジット作業について(画像多数注意)

https://mmdblomagasaru.blogspot.com/2025/02/mmd_32.html


まずは、MMDでのマスク素材の作り方から

今回、使ったマスク素材はこんな感じです。

それぞれ分けたい素材ごとに、の3つに分けてあります。

なんで、3つに分けてあるかは後で説明します。

とりあえず、色分けに使ったのは

MikuMikuEffect用 マスク素材用シェーダー

http://bowlroll.net/up/dl12917

このマスク素材を作りたい為に、シェーダーの書き方を覚えてようなものです('A`)y-~

これをキャラ毎やサブセットを展開して、素材ごとに色分けします。

その際に、に分けておくと、後々AE上で素材を分けやすくなります。

ちなみに、このシェーダーを使わなくても、他の人がもっと良いのを作っていると思うので、

そちらを使ったほうがいいかもしれません。


で!

上の画像のようなマスク素材を作り、出力します。


ここからAEの説明になりますが、同じような画像編集ソフトで同じ事ができます。

しかし、説明はAE前提の説明になりますので、AEお持ちでない方はよくわからないかもしれません。


では、先ほどのマスク素材をAEで読みます。

そして、その素材にエフェクトをかけて、それぞれの素材に分けます。

今回使ったエフェクトは、

チャンネル>--チャンネルシフト

で、設定はこんな感じです。





RGB全てのチャンネルを「赤」に設定することで赤チャンネルだけを取り出すことが出来ます。

こんな感じに

にだけに分けた理由は、

各チャンネルをそれぞれ抽出するだけで、綺麗にそれぞれ素材を分けられるからです。

これが、他の色を使ったりすると、キーイングエフェクトを使っても、アンチエイリアシングで混ざった部分が残ったりします。

うまく調整すれば綺麗に分けられますが、調整が必要になるので、分ける素材が少ないのであれば、だけにしておいたほうが楽です。


上記のように、各チャンネルに素材を分けたら、下の画像のように

カラー素材の上にマスク素材のレイヤーを配置します。

そうしたら、トラックマットをルミナンスキーに設定します。

そうすることで、マスク素材の明るさをα情報にすることが出来ます。


このカラー素材に、マスク素材と組み合わせることで!

このような、肌だけの素材にすることが出来ます。

これをそれぞれの素材ごとに設定しています。肌以外とか

そして、それぞれ調整しています。


基本的なマスク素材を使ってのマスク分けの説明でしたが、

これを応用することで、特定の素材をAE上で作ったりすることが出来ます。


これをMMDでMMEを使って作ってもいいですが、私は結局AEで上で色調補正など調整をするので、MMD(3DCG ソフト)で素材を出力して、AEで作業したらMMD(3DCG ソフト)に戻らないように、マスク素材などを事前に出力しておきます。


あくまで、手法の一つなのでもっと良い方法があったら、こういうやり方にこだわらず色々と試したほうがいいですよ~( 」゚Д゚)」

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