MMDの色味に関するアレコレ2~LightBloom特化編~

元記事:https://archive.md/eZYGe

作成者:バッテラ様

ニコニコユーザーページ:https://www.nicovideo.jp/user/3224432

作成日:2014-04-20 23:35


さてさて、以前描いたMMDの色味に関するアレコレに地味に需要があったので、今回はもうちょっと詳しく描こうと思います。

今回はくるりんぽん様の配布されています、LightBloomで色味を作る話です。

完全手の内晒しって感じですが、特に特別な事はしてませんのでまあいっか!と。


ちなみに以前にTwitterで書いたもののまとめなおしになります。

画像多いのでご注意。

そして説明足したんですが、逆に長ったらしくなったような…。気にしてはいけない。


まず、ライトブルームとは。くるりんぽん様の配布動画から引用させていただくと、


  明るい部分をより明るくぼんやりとさせたり、光があふれるようなものです。  


ということです。AviUtlの発光とかに近いといえば近いんですかね。


ただし、今回はコントラストや彩度が上がる効果のためにLightBloomを使います。


まず、お借りするモデルさんに登場していただきましょう。

うにDXさんの仏姉さんモデルです!はいかわいい!もうかわいい!!!


この講座をやるタイミングで配布されたので使いました。というか、このモデルさん使いたいがために講座やってました。


とにかく、MMEなし、照明もデフォルトでこんな感じです。


次、LightBloomさんを読み込みますが、そのままだと何も変わりません。


ということで、X値をいじってみましょう。

画面が明るくなりました。

でも暗いところはそこまで変わっていませんね。

X値は閾値、つまりLightBloomをかける部分をどれくらいの明るさのものまでにするか、になります。(Twitterの際には「どれくらいの明るさのものを更に明るくするか」という表現を使っていました)

0だとどこも明るくなりません。数値を上げれば上げるほど、暗い色の部分にもLightBloomがかかります。ついでに言うと、LightBloomが適用されるところは彩度も上がります。


次に、今度はY値だけ触ってみましょう。

すると画面全体が明るくなりました。

Y値は画面全体の明るさを変えます。

他のソフト(SAIとかフォトショとか)で言うと、X値は輝度、Y値は明るさ・明度をいじってる感じです。


アクセサリはマイナス値にも振ることができます。なのでY値をマイナスに振ってみると、

画面全体が暗くなります。


ではX値とYのマイナスを組み合わせるとどうなるか。

こんな感じでコントラストと彩度が上がります。暗い画面にして色を濃くし、その中で明るいところをLightBloom適用で明るくするため、こうなります。多分。


じゃあZって何に使うの?ってなると思いますが、LightBloomのReadmeに書いてある通り、明るいところを更に明るくします。

ぱっと見コントラストが上がったように見えますね。あ、ちなみに一個上のアクセサリを最小化してしまっていますが、X18 Y-30 Z0です。上はこれに更にZを15入れています。

ってツイートの時はかいてたんですが縮小するとあんまり変わってるように見えない…。鼻筋あたりの色を見ていただけたらわかるかな。

ということで、LightBloomの私なりの使い方です。

ただ私は代わりにAutoLuminous使います。


AutoLuminousもびかーっと光らせるんですが(前もそんな説明でしたね。AutoluminousについてはものすごくよくわかるビームマンPの講座がありますのでそちらをごらんください)、今回のAutoluminousさんの使う目的はずばり、美白ライトです。

使ってみましょう。


Siが1だと明るすぎて真っ白なので、0.3くらいに調節しておきます。

すると、肌が光で飛んで美白に。

でもこれだと明るすぎるし、顔が黄色っぽいので今度は照明をいじります。

基本的に黄色味を減らしたいので緑のライトの数値を減らします。減らしすぎるとピンクになりますので適宜調整。

青のライトの数値を減らすと黄色っぽくなります。

そして、これは画面が赤っぽいので赤のライトで全体の白飛びの割合が決まる感じです。


基本的鯖の動画は「肌が美しく見える色味」で作っております。


更にコントラストを上げたり、ふわっと良い感じにするのにDiffusion7を使います。だいたいやっぱりSi 0.2~0.3くらい。

コントラスト高いので細かい造形がつぶれることもありますので両刃の剣のパターンもあります。


最後に、コントラストでつぶれないようにLightBloomの値と照明をいじって完成です。

と、まあ毎回こんなかんじで画面を作っています。

この三つくらいなら、MME適用してもなんのもんだいもないので先に画面を作ってからカメラつけたりしています。なによりモチベーションがあがります。


照明でもだいぶ変わりますので。お好みな色調を。鯖は肌色を重視して赤っぽい画面になるのですが、白い服の影がピンクって事もあって毎回悩みます。

これは黄色ちょっと多めにだしてますね。


これらのMMEでの色調補正は周りの色調にだいぶ影響されます。

今は白背景なので全体的に光が拡散されていますが、背景が濃い色だと肌も濃くなったりしますし、モデルを映す距離でも変わります。遠いと白飛び、近いと濃い等。図は同じMMEで距離を変えたものです。

白とびー。Autoluminousのレベルを下げたりして対処するといいとおもいます。


あとは、LightBloomさんはダミーボーンにつけて、ダミーボーンを動かすと段階的な色調補正ができます。XYZを徐々に変えるにはダミーボーンで動かす方法しか今のところありません。多分。あいまいなのは私が使っていないからです。基本の画面作りに使っているので。


余談としては、黒くつぶれてしまうのを防ぐため、rocoさんのおなご隊長モデルの服のテクスチャはコントラスト値が下げてあります。緑コートが黒くつぶれないようにです。

 以上!他にも色々言わなきゃいけないことがあるような気がしますがひとまずこれで!


知ってるよ!!みたいな内容もいっぱいあったとおもいますが、初心者向きということで一つご容赦を。

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